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小学生のお手伝い一覧、学年別。小3・小4だけ選び方が変わります

/ ビーズニーズ株式会社

食後、自分の食器を下げるところまではやってくれる。任せているのはそこまでで、去年から増えていません。学年が上がったぶん、もう少し頼んでもよさそうなのに、何を頼むかが決まらないまま今日も終わった、という日があります。

お手伝いの一覧は、たいてい低学年向け・中学年向けと分かれています。ただ、その区切りがどこから来ているのかまでは書かれていないので、うちの子がどちらに入るのかは自分で決めることになります。

学年で分けたいなら、学校で家庭の仕事を扱う時期に合わせる手があります。小学校で家庭の仕事そのものを扱う教科は、1・2年の生活科と、5・6年の家庭科だけです。3年と4年にはどちらもありません。生活科のある2年、どちらも無い2年、家庭科のある2年に分かれるので、この3つで家に頼むものの決めかたが変わります。

小学校で家庭の仕事を扱う教科と学年の対応。小1と小2は生活科、小3と小4はどちらもなし、小5と小6は家庭科。

小学生のお手伝い一覧は、学校で家庭の仕事を扱う時期で3つに分ける

小学校の時間割で家庭の仕事を扱うのは、1・2年の生活科と、5・6年の家庭科です。標準の授業時数は学校教育法施行規則の別表第一で決まっていて、45分の授業にして生活科が1年生で102回ぶん、2年生で105回ぶん、家庭科が5年生で60回ぶん、6年生で55回ぶんです。3年生と4年生には、生活科も家庭科もありません。

この区切りで見ると、一覧の読みかたが変わります。低学年は学校でも家庭での役割を扱っているので、そこと同じ分けかたで頼めます。高学年は家庭科で手順そのものを習うので、習う作業をそのまま渡せます。あいだの2年間だけ、合わせる先が学校にありません。

小1・小2は、自分のことと家族のためのことを分けて頼む

低学年では、自分のことと家族のためにやることを分けて頼むと、子どもに説明しやすくなります。生活科がその2つを分けて扱っているからです。学習指導要領(平成29年告示)の生活科には、自分でできることを見つけて実際に行うことと、家族のためにできることを考えることが、並べて書かれています。

分けかたは、このくらいで大丈夫です。

  • 自分のこと … 自分が使った食器を流しに運ぶ、くつをそろえる、出したものを元の場所に戻す
  • 家族のためにやること … はしやコップを並べる、洗濯物をたたむ、新聞や郵便を取ってくる、植物に水をやる

同じ「食器」でも、自分の分を運ぶのは自分のこと、家族の分まで下げるのは家族のためにやることになります。頼むときにその区別を口に出しておくと、「なんで自分だけ」と言われたときに答えるものができます。

生活科の解説には、お皿洗いを引き受けた子どもの言葉が例として載っています。最初はお皿だけ、いまはガラスのコップも大きな鍋も洗えるようになった、という話です。1つの家事を長く続けると中身のほうが育っていくので、低学年のうちは数を増やすより、同じものを続けるほうに寄せる考えかたもあります。お皿洗いが1年続けば、洗える物のほうが増えていきます。

小3・小4は、家で決めるしかない2年間

3年生と4年生には、生活科も家庭科もありません。家庭の仕事を扱う授業が時間割にないので、この2年間だけは家の都合で決めることになります。

決め手がないぶん、選ぶ基準を1つ置くと楽になります。どこまでやれば終わりかが、子どもにも見えている家事です。

  • ゴミをまとめて、玄関まで出す
  • おふろをあらう
  • 洗濯物を干す、取りこむ
  • 米をとぐ
  • 食卓をふく

終わりが決まっていない家事だと、そのつど「まだここが残っている」と親が判断することになり、頼んだはずの家事が親の仕事に戻ってきます。おふろは洗い終われば終わり、ゴミは玄関に出せば終わりです。この2年のあいだに1つか2つ、終わりまで自分で持てるものができていると、高学年で調理を頼むときの土台になります。

小5・小6は、家庭科で名前が挙がる家事から選ぶ

高学年は、家庭科に名前の挙がる家事から選ぶと、学校で手順を習ったもの、これから習うものになります。同じ指導要領の家庭科には、材料の洗い方、切り方、味の付け方、盛り付け、配膳、後片付け、ゆで方、いため方、米飯、みそ汁、ボタン付け、洗濯、整理・整頓、清掃と、家事の名前がそのまま並んでいます。家でも同じ形でできるものを数えると14になります。

頼むときの言い方にすると、こうなります。

  • 米をとぐ、ごはんをたく
  • みそ汁を作る
  • 野菜を洗う、切る
  • ゆでる、いためる
  • 味を見て、味をつける
  • 盛りつけて、食卓に並べる
  • 食べたあとの片づけ
  • 自分の体操服を洗う、とれたボタンをつける
  • 机まわりの整理・整頓、部屋のそうじ

家庭科は5年生の最初に、2年間の見通しを持つための時間から始まると決まっています。そのあとの順番は学校ごとに違うので、何をいつ習ったかは子どもに聞いてしまうのが早道です。調理実習の翌週にみそ汁を頼む、洗濯を習った週に自分の体操服を洗ってもらう、という渡しかたができます。

指導要領の側も、家庭の仕事を家で続けて行うことを見込んで書かれています。家庭科の内容には、家庭には生活を支える仕事があり、互いに協力し分担する必要があることを理解する、という項目が立っています。学校で習ったことを家で1回やってみるのは、学校の宿題とは別に用意した課題ではなく、教科の側が想定している続きにあたります。

一覧から選ぶ数を、先に決めておく

一覧は選ぶための材料で、順に試していく表ではありません。渡す数を先に決めておくと、毎回どれを頼むか考えるところから始まらずに済みます。

ゴホウビーストにも、始めるときに選べるがんばりのセットがいくつかあります。お手伝いを中心にしたセットに入れてあるのは、食器あらい、はいぜん、おふろそうじ、そうじき、ゴミ出し、洗濯物のたたみ、洗濯物ほし。朝のしたくやくつそろえは、自分のことなので別の分類にしてあります。多くを詰めこんでいないのは、少ないほうが親も子も何を頼むか覚えていられるからで、家に合わせて足したり外したりする前提です。

数を絞ると、次にどれを足すかも決めやすくなります。いま渡しているものが1人で終わるようになってから1つ足す、という増やしかたなら、増える理由がお互いに見えています。

まず決めるのは、うちの子がどの2年間にいるかです。低学年なら自分のことと家族のためのことを分け、3・4年なら終わりの見える家事から選び、高学年なら家庭科の名前から選ぶ。そこが決まっていれば、上に並べた項目は、順に試す表ではなく選択肢として読めます。

この記事のまとめ

小学生のお手伝いは、学年別にどう決めればいいですか

学校で家庭の仕事を扱う時期に合わせる方法があります。学習指導要領(平成29年告示)では、家庭の仕事を扱う教科は1・2年の生活科と5・6年の家庭科で、3年と4年にはどちらもありません。低学年は自分のことと家族のためのことを分け、高学年は家庭科に名前の挙がる家事から選びます。

小3・小4の子には、何を頼むといいですか

3年と4年は、生活科も家庭科もない2年間です。学校の進みに合わせる先がないので、家の都合で決めることになります。ゴミを出す、おふろをあらう、洗濯物を干すなど、どこまでやれば終わりかが子どもにも見えている家事だと、途中で親が判断せずに済みます。

お手伝いは、いくつくらい頼むといいですか

一覧は選ぶための材料なので、渡す数を先に決めておく方法があります。数が決まっていないと、毎回どれを頼むかを考えるところから始まります。増やすなら、いま渡しているものが1人で終わるようになってから1つ足すと、増える理由がお互いに見えます。